皆さん、こんにちは。
郡山 S様邸も完成間近となりました。
左官職人による、外壁のモルタル下地塗りが完了しています。
この上に、塗装職人が「リシン」という材料を吹き付けて仕上げます。
リシンを吹き付けるとこんな感じです。
ザラザラした質感で、趣のある表情に仕上がりました。
内部の壁には、塗り壁下地用の壁紙が張られました。
使用した、壁紙がこちら。
プラネットジャパン KOBAUという壁紙です。
この壁紙を張ることにより、下地が均一になります。
壁紙自体がしっかりしていて、丈夫なので塗り壁の割れを防ぎます。
また、左官職人さんの下塗り工程が省かれますので、比較的リーズナブルに塗り壁仕上げにすることが出来ます。
この壁紙の上に、塗り壁材を塗っていきます。
今回、使用した塗り壁材がこちら。
プラネットジャパン マーブルフィールです。
マーブルフィールは漆喰。
この塗り壁材は化学物質を一切含んでおらず、石灰のアルカリ性により防臭、防カビに優れた壁材です。
左官職人・高橋さんによって仕上げられていきます。
下地が専用壁紙によって、平らに均一になっているので一回塗りで仕上がります。左官職人さんの、下塗り、中塗りが省かれますのでコストの他に工期も短縮できます。
佐藤建築店では、用途、予算に合わせた塗り壁を提案しています。
塗り壁は高いというイメージですが、工法を工夫することで、コストを抑えた塗り壁ができるようになります。コストを抑えた塗り壁は大体が薄塗りです。薄塗りですとあとでヒビが入りやすい恐れがあります。しかし、今回のように専用の壁紙をはることでヒビ割れを未然にくいとめることができます。
壁紙に塗り壁を塗る。
お互いの長所を生かした現代の新しい工法です。この工法で塗り壁がもっと身近になってくれれば嬉しく思います。
佐藤