皆さん、こんにちは。

猪苗代のリフォーム工事が完成いたしましたのでその模様をお伝えいたします。



自然素材と職人の手仕事でつくられた居心地のよい空間に仕上がりました。



以前は、壁が合板で仕上げられており、床も新建材の合板フローリングで冬の季節は特に寒く、結露も発生する部屋でした。



今回のリフォームでは天井、壁を漆喰で仕上げ、調湿性能と消臭機能をプラスしております。




床板には国産のヒノキを使用しております。
床厚３０ミリの厚床を使用しておりますので断熱性能も以前より格段に上がりました。





キッチンはお施主様のご希望で対面式に。
小さなお子様がいらっしゃるので部屋全体を見渡せるように配置しました。これで奥様も安心して料理ができますね。


キッチンタイルの施工は高橋左官さん。二種類のタイルを使用しております。


キッチン収納は大工職人と建具職人による作り付け。
オーダーサイズでぴったりとおさまり、収納容量もたっぷりです。





今回、断熱改修として二重窓を取り入れました。
建具職人による製作窓です。
既存のサッシが単板ガラスで断熱性能が低いので、二重窓で断熱性能の向上を図りました。


二重窓に採用した素材は「ツインカーボ」。ポリカーボネートを特殊技術で一体成型した、中空構造の素材です。
中が中空構造で空気の層ができており、非常に断熱性能が高いです。
二重窓はリフォームの現場でも比較的簡単に施工ができるので、大変おすすめな工事です。



ここは畳スペース。
洗濯物を畳んだり、お子様の着替えや授乳スペースに重宝する場所です。
リビングスペースに一か所小上がりで畳スペースを設けると多目的にスペースを利用できます。
お昼寝もできますし、横になって読書なんかもできる。非常におすすめなスペースです。








テレビ台や収納棚、デスク等の家具は大工職人と建具職人に製作していただきました。
大工職人や建具職人が家具を作るメリットは、建築工事の中に組み込んで工程を組めるので空間に合わせた家具が作りやすい点です。複雑な形状や特殊な加工を要することがない限り、大工職人と建具職人のコラボで大体の家具はできると思います。





こちらは大工職人がつくったハンガーラックと丸テーブルです。
シンプルで飽きのこないデザインですので長く使っていただけると思います。






今回のリフォーム工事でも大工職人をはじめ、各職人さんたちが各仕事で腕をふるっていただきました。
佐藤建築店らしいこさえる家ができたと思います。

今回、依頼いただきましたS様。この度は本当にありがとうございました。
末永く愛用していただけたらなと思います。

佐藤