皆さん、こんにちは。
ご依頼を受けていた、テーブルの納品に行ってきました。
納品先は、先日リフォーム工事を完成・お引渡ししました
北塩原村・S様邸。
今回、リフォームしたのを機にテーブルも新しくしたいとのことでご注文をいただきました。
使用した材料は、テーブル天板は杉の三層パネル。その他は建築資材である赤松の間柱(まばしら)を使用しております。
今回製作したテーブルサイズは長さ2m×幅1mで一般的なサイズより少し大きめです。
天板の4隅は丸くしてあります。角の面を丸くすることで手触りも良くなります。
木目がはっきり出ていて、とてもきれいな天板です。
杉の木は経年変化による変色がしやすい木です。日が当たるところに置いておくと一か月ぐらいで飴色に変わっていきますので、お部屋になじみやすい木だ思います。
前回のテーブル製作に引き続き、製作担当は
大工・穴澤さん。
上の写真は赤松の間柱に「ほぞ」をつけているところです。
凸に加工してあるのが「ほぞ」です。
四角い穴が空いてあるのが「ほぞ穴」です。
ここに「ほぞ」を差し込んで、ビスで固定すると強固な造りになります。
間柱のほぞの加工は、大工さんであれば誰もがやったことのある一般的な加工方法です。慣れた加工を取り入れることで製作のスピードアップと強度の両立をはかっています。
仕上げの鉋かけ。
鉋かけは、手でかけます。
建築で使う窓枠、建具枠などの造作材は機械で仕上げることも多いですが、こういった家具つくりの現場では手仕事の要素を入れたいので手で鉋をかけるようにしています。
加工、仕上げの工程を経て組みあがります。
今回は全体に
キヌカを塗装して仕上げました。
今回、ご依頼していただいたS様。
この度は本当にありがとうございました。
どんどん使い込んで、いい味にしていってください。
またなにか、ご相談がありましたらお気軽にご相談ください。
佐藤