お知らせ

土台・床組のこと

2015.05.30
皆さん、こんにちは。

佐藤建築店・モデルハウスの土台入れが始まっております。

会津 モデルハウス 新築

土台は建物を支える重要な部分。
佐藤建築店では、長年の使用にも耐えられる素材を選定しております。
土台を選ぶうえで重要なことは、「目詰まり(年輪の細かさ)」、「殺菌作用」です。

会津 モデルハウス 新築
佐藤建築店で使用する土台は「米ヒバ」
樹齢は1000年クラスのものもあり、1センチ成長するのに30年もかかります。

会津 モデルハウス 新築
細かく重なる年輪は堅く締まっており、家全体の加重を支える強度を兼ね備えています。
また、害虫を寄せ付けない成分ヒノキチオールを多量に放出するので、シロアリの被害も食い止められます。

会津 モデルハウス 新築
基礎部分から立ち上がっているボルトに合わせて、土台に穴をあけています。
あけているのは佐藤棟梁。

会津 モデルハウス 新築
そのボルトの位置を墨だししているのが、大工・二瓶さん。

会津 モデルハウス 新築
土台自体に防虫効果はありますが、念には念をいれて、防虫材を塗布しております。慣れた手つきで大工・金作さんが塗っていきます。

会津 モデルハウス 新築

会津 モデルハウス 新築
建物に土台が入っていきます。

会津 モデルハウス 新築
土台が入れ終わると、次は「大引き(おおびき)」という材料を入れていきます。

会津 モデルハウス 新築
大引きに使う材料は「米松(べいまつ)」。
米松は材料にねばりがあり、上からの加重に対してとても強く、床の下地や梁などに使うことが多い材料です。

会津 モデルハウス 新築
佐藤建築店では、この10センチ角の大引きを約45センチ間隔で配置していきます。

会津 モデルハウス 新築

会津 モデルハウス 新築
「蟻掛け(ありかけ)」という仕口(しくち)を採用しているので地震の揺れに強い構造ができます。

地震に強い住宅として壁の強度が挙げられますが、実は床も同じくらい大切です。大引きを通常の二倍の間隔で配置し、仕口で組むことにより地震の揺れに対してしっかりと対応します。

会津 モデルハウス 新築

会津 モデルハウス 新築
大引きが入れ終わりました。

大引きが入れ終わると次は断熱材を入れていきます。

会津 モデルハウス 新築

会津 モデルハウス 新築
断熱材を入れているのは大工・穴澤さん。

佐藤建築店で床下に使用する断熱材にもこだわりがあります。

会津 モデルハウス 新築
使用する断熱材は75ミリ厚のビーズ法ポリスチレンフォーム。
この断熱材は、南極の昭和基地でも採用された断熱材で、約40年間まったく劣化がみられなかった高性能な断熱材です。

会津 モデルハウス 新築
この断熱材は30倍発砲で、中にぎっしり身が詰まっております。
それなので、写真のように大人が乗っても大丈夫。

会津 モデルハウス 新築
ちなみに、この上で大工・金作さんにジャンプをしてもらいましたが、びくともしませんでした。それほど、ぎっしり詰まっていて固いということです。(金作さん、ご協力ありがとうございました。)

冬の寒さが厳しい会津・猪苗代にうってつけの断熱材だと思います。

会津 モデルハウス 新築
断熱材も入れ終わりました。

これでようやく柱、梁が組むことが出来ます。
これまで紹介してきた素材、工法は佐藤建築店・標準仕様です。長く住み、住継いでいくために適切な工法、素材を選定しております。

柱、梁の組んでいく模様もお伝えしていきたいと思います。
お楽しみに。

佐藤