皆さん、こんにちは。
今回は、大工職人と建具職人による家具製作についてお知らせしたいと思います。
佐藤建築店で製作する家具には、大工職人だけでつくる家具と大工職人と建具職人が組んでつくる家具があります。
大工職人と建具職人が分業して製作する場合は、大工職人が本体部分(構造部分)を作り、建具職人がそれに合わせて扉や引き出しを製作するという具合です。
今回お客様から、「台所の収納が足りなくなってきたので、収納を増やしたい。」というご相談があり、現地調査をいたしました。
お客様の方で「キッチンカウンターの下に収納を作りたい」との希望がありましたのでカウンター下に収納棚を製作することになりました。
その他に、冷蔵庫の上に吊り戸棚を設置して収納スペースを確保することにしました。
「収納棚設置前」
「吊り戸棚設置前」
収納棚を設置するためにカウンター下を解体してスペースを作ります。
このように、スペースを作る事により収納棚を納めた時に前に出っ張ることが無くなり、圧迫感を軽減できます。
収納棚と吊り戸棚は
佐藤建築店・下小屋で製作して現場に搬入します。
現場に搬入後、設置します。
ピタリとおさまっていますね。
今回、収納棚、吊り戸棚に使用した材料は赤松の集成材です。
以前、別の現場で
本棚を製作したときと同じ材料を使用しています。
大工職人による設置が終わると、続いては建具職人の仕事です。
設置した棚に合わせて、
建具を吊り込みます。
建具に使用した材料は、米ヒバ材とシナ材です。
吊り込み完了です。
今回は
自然塗料・キヌカを塗って仕上げました。
カウンター下の収納棚は、全て可動式の棚板にしてあるので大小様々な食器がしまえます。吊り戸棚も同様に棚は可動式にしてあります。
キッチン周りはどうしても物が増えがちになります。
今回のように、デッドスペースに家具を設置する事により、今までの空間をより有効に使う事ができます。
佐藤建築店ではその家、その家族にあった家具つくりも得意としています。
収納などでお困りの際はなんなりとお申し付けください。
今回ご依頼いただきましたS様、本当にありがとうございました。
佐藤