みなさん、こんにちは。
会津も気温10℃をこえて、あたたかい日々が続いています。
ようやく春の兆しが見えてきましたね。
さて、
前回のお知らせで紹介していた蕎麦打ち台が完成しましたのでお知らせいたします。
お客様が持ちこまれたポプラの木を使って製作いたしました。
ポプラの木が幅の広い材料で板が反るおそれがあったので、
材の両端に別の木を使って反り止めがしてあります。
反り止めに使った材料はスプルース。
ポプラの木の肌に合うような、木を選びました。
この反り止めの方法は「端ばめ(はしばめ)」といって板の繊維方向に対して直交するように同じ板の厚みの部材を木口にはめ込む方法です。
テーブルの天板などによく使われる工法です。
裏面にもちょっとした工夫がしてあります。
蕎麦を打つ時に蕎麦打ち台が前にズレないようにズレ止めを仕込んであります。
ズレ止めに使用した材料はタモ。
バットによく使われる木で材に粘りがあり、堅い木で強度があります。
表面
裏面
一見するとシンプルな見た目ですが、長く使っていただくためにいろいろな工夫がしてあります。
適切な材料、工法を使うことにより長く使っても不具合が起きにくくなります。
今回依頼してくださったK様、この度は本当にありがとうございました。
今度いつか、K様が打ったお蕎麦を食べてみたいですね。
また、
下小屋に遊びにいらしてください。お待ちしております。
佐藤