皆さん、こんにちは。
だんだん気温が高くなってきて春めいてきましたね。
春ももうすぐそこですね。
さて、今回は建具交換の現場の模様をお伝えしようと思います。
今回建具交換をするのは、郡山のS様のご自宅の建具。
「建具が反ってしまい、戸の開け閉めができなくなることがある。」とご相談を受けました。
タモ材でつくられた「フラッシュ戸」という構造の建具です。
「フラッシュ戸」とは、建具の骨組みに板材や合板を張り付ける構造です。
天井高さと同じ高さの建具なので、ちょっとした気温や湿度の変化で建具が反ってしまいます。
そこで今回は、框組構造(かまちぐみこうぞう)で建具を製作していただきました。
框組構造は木材同士を組み合わせて作る伝統工法で、狂いの出にくい丈夫な建具になります。
佐藤建築店でも多く採用する工法です。
今回は、戸枠の色に合わせて、スプルース材で製作していただきました。
建具工事をお願いしたのは
猪俣建具店・猪俣 裕一さん。
いつもお世話になってます。
無事、吊り込み終了です。
お施主様から、「別の戸も見てもらってもいい?」と聞かれましたので、
「もちろん、なんなりと。」と猪俣さん。
すかさず、調整に入ります。
この建具は框組構造でメンテナンスをして使っていけば長く使えます。
無垢材でつくられた建具は、反りや狂いなどがでることがあります。
それが、欠点でもありますが今回のようにメンテナンスをしながら使い続けていくと建具本体も味わい深い色に変化し、さらに建具や家自体にも愛着が湧いていくことだろうと思います。
S様この度は本当にありがとうございました。
またなにかありましたら、なんなりとお申し付けください。
猪俣さん、お疲れ様でした。
佐藤