お知らせ

自然塗料のこと

2015.02.28
皆さん、こんにちは。
佐藤です。

猪苗代S様邸リフォーム工事の塗装工事が行われました。

今回、塗装する場所は床と建具です。
佐藤建築店では、手や足が触れる場所などに塗装をします。
主に手垢、汚れ防止のためです。

世の中には、様々な塗料が出回っています。そのなかで、佐藤建築店が選択したのはこちらの塗料。
自然塗料 キヌカ
その名も「キヌカ」。
お米から生まれた自然素材の塗料です。

選択した理由は、
1.自然素材であること
2.臭いがない
3.乾きが早い
以上が、主な理由です。

佐藤建築店でも、いままで色々な塗料を使用してきましたが、自然塗料と謳っているわりに臭いがきつかったり、塗料の伸びが悪く施工に手間がかかったり、そしてなかなか乾かなかったりと色々と苦労をしました。

そんな中、出会ったキヌカは今までの苦労がなんだったのかというくらい悪い点が見当たらない良い塗料です。

そんな「キヌカ」を塗っている模様をお伝えします。
今回塗装いていただいたのは佐藤棟梁。とブログを書いている僕です。写真には写っていませんがちゃんと仕事してます(笑)
自然塗料 キヌカ
まず、キヌカを別の容器にうつします。

自然塗料 キヌカ
ハケを使って塗っていきます。
メーカーの方では塗りすぎを防ぐためにハケ塗りはおススメしていませんが、佐藤建築店では施工時間短縮のため、ハケで塗ります。

自然塗料 キヌカ
ハケで仕上げる感じで塗るのではなく、おおまかに塗っていきます。

自然塗料 キヌカ
ある程度塗ったら、ウエスでふき取ります。

自然塗料 キヌカ
今回使用したウエス。余っていた布団のシーツです。メーカでも専用のウエスがありますが、今回のように代用品でも問題なく塗れます。
綿素材100パーセントのウエスがおススメです。

自然塗料 キヌカ
塗っては、

自然塗料 キヌカ
拭いてを繰り返します。

作業の工程としてはこれだけで、難しいことは無いので誰にでも塗れます。
現場によってはお施主様自身で塗られることもよくあります。

自然塗料 キヌカ
全体に塗ったら、最後にきれいなウエスでふきとって、

自然塗料 キヌカ
完成です。

自然塗料 キヌカ
建具も同様に進めます。

ちなみに佐藤棟梁がマスクをしているのは、最近風邪気味だからだそうです。(笑)臭いがきついからではありません。

自然塗料 キヌカ
建具も塗り終わりました。

自然塗料 キヌカ

自然塗料 キヌカ
キヌカを塗ると、全体的に濡れ色になり色が濃くなります。また木目が塗る前に比べてハッキリするので見た目が良くなります。

今回塗った時期は2月。
冬期間でもキヌカ自体固まるということは無く、塗り終わってから3、4時間ぐらいで触っても大丈夫なくらいに乾きますので大変施工性がいいです。

佐藤棟梁が小学生だった頃は体育館や廊下の床板などを米ぬかでよく塗らされたそうです。
「米ぬかを給食袋に入れてもらってよく磨いた。そうするとツヤツヤになるんだ。このキヌカもそれになんとなく似ているな」と佐藤棟梁が話していました。

無垢材を使ってきれいに仕上がった部屋でも、塗料選びを間違えるとその部屋は台無しになってしまいます。
身体に害の有る素材を使っていたり、無垢材の特性を損なうような塗料では満足のいく仕上がりにはなりません。

先人の知恵を現代に応用した自然塗料・キヌカ。
今後も佐藤建築店で使っていきたいおススメ塗料です。

佐藤